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難聴の方には生まれつきの方や高齢者の方が多い、というイメージが持たれがちですが、年齢を問わず若い人も発症する可能性がある難聴として「突発性難聴」が存在します。
突然片方の耳が聞こえなくなる疾患である突発性難聴ですが、補聴器を使用する必要性や有効性はあるのでしょうか。
本記事では、突発性難聴になったら補聴器が必要になるのかという疑問に回答し、突発性難聴とはどんな病気かという点も併せて解説していきます。
突発性難聴に補聴器は必要？
耳の聞こえに違和感を感じた際や、難聴となった場合であっても、必ずしもすぐ補聴器が必要なわけではありません。
そこで、まずは突発性難聴に補聴器は必要なのかという疑問にお答えしていきます。
突発性難聴に補聴器は基本的に不要
突発性難聴は基本的に片耳のみの難聴であるため、発症した際、基本的には補聴器は必要ありません。
まずはしっかりと治療を続けていくことが最重要となっています。
しかし、治療を行った後に補聴器が必要となるケースもありますので、医師と相談して決めていくことが必要となります。
リハビリで補聴器を使うことがある
治療においては必要ではありませんが、治療後に状態が安定したにも関わらず聴力が回復しない場合や、後遺症が残った場合に、リハビリとして補聴器を使用するケースもあります。
難聴によって脳が働き過ぎて耳鳴りが起こっている際などには、補聴器を使用することで脳の疲れを取り、耳鳴りを軽減させる効果が見込めます。
医師の相談のもと、突発性難聴の症状や後遺症の状態に応じて必要となった場合には、補聴器の使用も検討してみましょう。
効果に個人差はありますが、補聴器の使用が後遺症のリハビリになる事もありますので、まずは試してみることが大切です。
突発性難聴とはどんな病気？
突発性難聴とは、ある日突然耳の聞こえが悪くなる難聴の一種です。
基本的に片耳だけに症状が表れることが多く、年齢を問わず発症するのも特徴です。
また、耳鳴りやめまい、閉塞感など、聞こえ以外の症状を伴う場合もあります。
突発性難聴の原因
突発性難聴の特徴として「原因が不明である」ことも挙げられますが、以下のような原因が関係しているとも言われています。
- ストレス
- ウィルス
- 内耳の血流障害
いずれも科学的には明らかにされていませんが、糖尿病やストレス、多量の飲酒、過労や睡眠不足なども関与すると言われています。
突発性難聴の治療法は？
突発性難聴の治療法としては、内服や点滴の副腎皮質ステロイド薬による薬物療法が中心となっています。
上記の方法で改善が見込まれない場合は、血管拡張剤の点滴や高圧酸素療法などの追加治療が検討されることがあります。
突発性難聴は、できるだけ早期に診察を受け、治療を開始することが重要となる疾患です。
治療の開始時期がのちの聴力の回復度に大きな影響を及ぼしますので、耳に違和感を感じたらできるだけ早く耳鼻咽喉科の診察を受けましょう。
突発性難聴は治る？後遺症は？
突発性難聴に対する治療を行っても、完治せずに後遺症が残る可能性があります。
発症した方の中で、「1/3は完治し、1/3は改善するが、1/3は改善しない」とも言われている病気です。
後遺症の種類としては、難聴が残ってしまうことのほか、耳鳴りが起こってしまうなどの症状が多くなっています。
また、周囲の音が過剰にうるさく感じてしまうといった症状も挙げられます。
突発性難聴治療の肝は、早めに診察を受けること
先述したように、突発性難聴を発症した際に重要なのは、早めに医師の診察を受けることです。
発症後早期に治療を開始した症例ほど、治療後の状態が良好になると言われています。
突発性難聴 症状の進行と日数
突発性難聴は、発症して7日以内に治療を開始した場合には特に治療後の回復傾向が強く、それ以降であってもより早い治療開始が好ましいです。
一方、発症から2週間を超えると、聴力が低下した状態のままとなり、回復が難しいと言われています。
また、初期症状を放置して1ヶ月以上経過してからの治療では、聴力の回復はほぼ難しいという説もあります。
放置すると難聴の状態で聴力が固定されてしまいますので、違和感を感じたらすぐに治療を行うようにしましょう。
どんな症状が出たら突発性難聴を疑った方が良い？
突発性難聴の症状としては次のようなものが挙げられます。
- 急に耳が聞こえにくくなった・遠くなった
- 音が詰まった感じがする
- 片耳しか音が聞こえない
- 耳鳴りやめまいがある
- 高い音が二重に聞こえる
- 低音から高音まで幅広い音が聞こえにくい
上記のような症状があった場合、突発性難聴以外ではなくとも病気の可能性がありますので、できるだけ早く耳鼻咽頭科を受診しましょう。
補聴器が必要だと診断されたら
突発性難聴の治療後に後遺症が残ってしまった場合など、医師から補聴器が必要だと診断された場合は、医師の紹介状のもと、補聴器を購入しましょう。
以下では、補聴器を探している方におすすめの購入場所や買い方をご紹介していきます。
補聴器専門店での購入がおすすめ
突発性難聴の後遺症が残って補聴器を購入する際には、補聴器について相談できる専任スタッフがいる補聴器専門店での購入がおすすめです。
補聴器専門店では、補聴器についての知識や経験が豊富なスタッフに相談をしながら、補聴器を選ぶことができます。
品揃えも豊富な店が多いため、自分に合った補聴器を選ぶことができ、アフターフォローもあるため安心して補聴器の購入をすることができるでしょう。
補聴器についてのご相談は愛知県補聴器センター・岐阜県補聴器センターへ
突発性難聴自体が落ち着いた後に補聴器が必要な場合や、リハビリで補聴器が必要な場合には、愛知県補聴器センター・岐阜県補聴器センターへお気軽にお問い合わせください。
経験豊富な補聴器専門相談員が、生活環境なども考慮した上で、最も適切な補聴器の選択をお手伝いさせていただきます。
補聴器の音量調節はもちろん、点検やクリーニングといったアフターフォローも無料で行っています。
店舗にお越しいただけない場合にも、専任のスタッフがご自宅や介護施設へ出張し、手数料無料で聴力測定や補聴器の体験をしていただけます。
突発性難聴に補聴器は必要？ 効果のあるケースも紹介 まとめ
本記事では、突発性難聴に補聴器は必要であるか、また補聴器の効果があるケースについて解説しました。
突発性難聴は早期治療が何よりも大事な疾患ですので、耳に違和感を感じた際にはすぐに耳鼻咽頭科を受診しましょう。
治療においては必要ありませんが、治療後に聴力が回復しない場合は補聴器を使うとリハビリになることがあります。
補聴器についてお悩みの際には、お気軽に愛知県補聴器センター・岐阜県補聴器センターにご相談ください！