公開日:
「家族の耳が遠くなり、上手くコミュニケーションが取れない」
「高齢の家族が耳が遠くなってしまって困っている」
このようなお悩みをお持ちのご高齢の方のご家族の方は少なくないです。
今回は耳が遠いご高齢の方とのコミュニケーションの取り方について解説をします。
コミュニケーション不足を解消するための方法やご高齢の方が補聴器を装用する事のメリットについても解説しているので、是非参考にしてください。
耳が遠いご高齢の方とのコミュニケーションの取り方
耳が遠いご高齢の方とのコミニュケーションの取り方にはいくつかのコツがあります。
- ご高齢の方の気持ちに寄り添って話す
- ゆっくりと会話をする
- 話を聞く側に回る
- 言葉を選ぶ
基本的に耳が遠いご高齢の方で補聴器を装用していない方と話をする時は、耳の近くで会話をしてあげることが大切です。
ここからはそれぞれのコツについて解説をします。
ご高齢の方の気持ちに寄り添って話す
耳が遠いご高齢の方とのコミュニケーションの取り方として、ご高齢の方の気持ちに寄り添って話すことが大切です。
耳が遠いご高齢の方とのコミュニケーションでは、こちらが何を言っているのかなかなか理解をしてもらえないことがあります。
そのような時に不満が溜まってしまうこともあると思いますが、ご高齢の方の聞こえの状態や心理的状況を理解して思いやりを持って話を聞いてあげましょう。
ゆっくりと会話をする
耳が遠いご高齢の方とコミュニケーションを取る時は、ゆっくりと会話しましょう。
耳が遠いご高齢の方は、聴力が加齢によって低下してしまい、周辺の声や音が聞こえにくくなっています。
補聴器を装用することで、聞こえは改善されますが、補聴器を装用していないご高齢の方とコミュニケーションを取る時は、ゆっくりと会話をしましょう。
口の形から何を言っているのか把握をしているご高齢の方もいるので、対面してゆっくりと会話をすることが大切です。
話を聞く側に回る
耳が遠いご高齢の方とのコミュニケーションの取り方は、話を聞く側に回るようにしましょう。
ご高齢の方の話に興味を持って話を聞くことで、良好な関係が築きやすくなります。
聞く側に回る時に大切なのは。ご高齢の方を否定しないこと、話を途中で遮らないこと、相槌や質問をして気持ちよく話をしてもらえるように心がけましょう。
耳が遠いご高齢の方と信頼関係を築くためには傾聴をすることが大切です。
言葉を選ぶ
耳が遠いご高齢の方とのコミュニケーションにおいて、言葉を選んで会話をすることは大切です。
ご高齢の方との会話では長い話や複雑な言い回しでは伝わりにくいことが多いため、簡潔に話をまとめましょう。
耳が遠いご高齢の方とコミュニケーションを工夫して繰り返すことで、ご高齢の方の認知症の予防にも繋がります。
ご高齢のコミュニケーション不足を解消するためには?
ご高齢の方は耳が遠くなってしまう事で、塞ぎ込んでしまい、あまりコミュニケーションを取らなくなってしまうケースがあります。
その結果、認知症の発症リスクを高めてしまうことに繋がってしまうため、ご家族は積極的にコミュニケーションを取るようにしましょう。
ご高齢の方のコミュニケーション不足を解消するための方法については。以下のとおりです。
- 一緒に外出してコミュニケーション不足を解消していく
- 定期的にご高齢の方の自宅に訪れる
- 補聴器を活用する
ここからはご高齢の方のコミュニケーション不足を解消するための方法について解説をします。
一緒に外出してコミュニケーション不足を解消していく
ご高齢の方の中には、耳が遠くなってしまうことや体力が低下することで、外にあまり出なくなってしまう方がいます。
そのため、一緒に外出することもコミュニケーション不足を解消するための方法です。
定期的な運動やイベントなど、ご高齢の方同士のコミュニティに属することで自ら外に出てコミュニケーションは取り易くなっていくので、自治体の集まりなどをチェックして、少しづつでも参加するように勧めてみましょう。
買い物や散歩へ一緒に行く事も気分転換になります。
定期的にご高齢の方の自宅に訪れる
定期的にご高齢の方の自宅を訪れることがコミュニケーション不足を解消するためには必須です。
一人暮らしのご高齢の方は1日誰ともコミュニケーションを取らないままで終わってしまうことが多くあります。
そのため、ご家族は定期的にご高齢の方の自宅に訪れて時間の許す限り、ゆっくりコミュニケーションを取るようにしましょう。
補聴器を装用する
ご高齢の方がコミュニケーション不足に陥ってしまう原因として、耳が遠くなってしまうことが挙げられます。
ご高齢の方は周辺の声や音が聞こえにくいことで、気分が塞ぎ込んでしまい、コミュニケーションを自ら取らなくなってしまいます。
さらに、難聴は認知症の危険分子と考えられているので、難聴を放置し気分が塞ぎ込んだ状態が長く続くと知らない間にご家族が認知症になってしまうかもしれません。
耳が遠いご高齢の方は補聴器を装用することをおすすめします。
ご高齢の方が補聴器を装用する事で、これまで聞こえにくかった周囲の声や音が聞こえやすくなり、コミュニケーションが取りやすくなります。
ご家族で周辺の音や声が聞こえにくい方がいる場合、そのまま放置をせずに補聴器専門店に相談をしてみましょう。
愛知県・岐阜県補聴器センターでは、補聴器取扱いメーカーや種類が豊富ですので、ご家族のご高齢の方へ適切な補聴器を見つけたい時にはお気軽にご相談ください。
ご高齢の方が補聴器を装用するメリット
加齢によって周辺の声や音が聞こえにくいご高齢の方が補聴器を装用する事にはいくつかのメリットがあります。
・周辺の声や音が聞こえやすくなる
・ストレスがなくコミュニケーションが取れる
・認知症のリスクを抑える効果が期待できる
補聴器の機種の中には一見補聴器には見えないデザイン性の高いものもあるので、気になる方は補聴器専門店に相談してみましょう。
補聴器のメリット1.周辺の声や音が聞こえやすくなる
補聴器を装用する事で、周辺の声や音が聞こえやすくなるのが最大のメリットです。
周辺の声や音が聞こえやすくなる事で、会話がスムーズになりコミュニケーション不足が解消されるだけではなく、交通事故や転倒の防止にも繋がります。
難聴の症状を感じたときには放置をせずに、補聴器専門店に相談をしましょう。
補聴器のメリット2.ストレスがなくコミュニケーションが取れる
補聴器を装用する事で、ストレスがなくコミュニケーションが取れるようになります。
ご高齢の方や難聴者は聞こえにくい事がストレスになってしまい、自ら積極的にコミュニケーションを取らなくなってしまいます。
補聴器を装用することで、周囲の声や音が聞こえやすくなり、快適にコミュニケーションを取ることが可能です。
補聴器を装用し始めた時には、慣れるまでに時間がかかるので、補聴器専門店に相談をしながら定期的に補聴器を調整するようにしましょう。
補聴器のメリット3.認知症のリスクを抑える効果が期待できる
補聴器を装用するメリットとして、認知症のリスクを抑える効果が期待できます。
難聴があると、認知症を発症する確率が上昇すると考えられていますが、因果関係は明らかになっていません。
一説には、難聴が原因でコミュニケーションになり、1人で塞ぎがちになることで認知機能が低下すると言われています。
難聴の解消には補聴器はとても有効です。
補聴器の装用は何歳からでも、始めることが出来るため、耳の遠いご高齢の方がご家族にいる時には早めに勧めてみましょう。
ご高齢の方とのコミュニケーションの取り方|まとめ
今回は耳が遠いご高齢の方とのコミュニケーションの取り方について解説をしました。
耳が遠いご高齢の方とのコミュニケーションには、補聴器を装用してもらうのが一番の改善策です。
「家族とコミュニケーションを取るために補聴器を探している」
「どの補聴器が合っているか分からない」
愛知県・岐阜県にお住まいの方で、このようなお悩みをお持ちの方は、お近くの補聴器センターまでお気軽にご相談ください!