おすすめの防水補聴器8選!メリットと注意点を解説!

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補聴器は精密機械なので、基本的に水や湿気に弱く、取扱いに注意が必要です。

しかし、常に耳に着けるものとなると、汗や湿気、またジムやお仕事での使用も想定できますよね。
そんなアクティブな方におすすめしたいのが「防水補聴器」です。

本記事では、補聴器専門店がおすすめする防水補聴器を8つ紹介します。
防水補聴器と他の補聴器の違いや、取扱いに必要な注意点も紹介していますので、防水補聴器にご興味のあるご家族様は、最後までご覧ください。

おすすめの防水補聴器8選

プレゼントを渡す男性と喜ぶ60代女性

ここからは、防水補聴器を8つ紹介します。
防水補聴器のおすすめを知りたい方は、ぜひ参考になさってください。

リサウンド・ネクシア(耳あな型・耳掛け型)

デンマーク生まれの補聴器リサウンド・ネクシアは、より鮮明な音声を届けるBluetooth® LE Audioを搭載した補聴器です。

リサウンド・ネクシアはIP68の防塵・防水規格を備えているので、水濡れや水没に強いモデルでもあります。

スマートフォンにアプリを入れることで、補聴器の様々な操作を行ったり、補聴器がしっかり装着されているかを確認できるので、ご家族様のスマートフォンにアプリを入れておくのがおすすめです。

スターキー GenesisAI(耳あな型・耳掛け型)

スターキー GenesisAIは、アメリカ生まれの補聴器で、充電式では最大2日間連続で使用できる業界トップクラスの充電の保ちと、AIによる聞こえの自動補正を特徴としています。

スターキー GenesisAIは、IP68の防塵・防水規格(充電式のみIP68を超える水準の防塵・防水規格)を備えているので、補聴器をつけたままうっかりシャワーを浴びたり、運動で汗をかいたりする方でも安心してお使いいただけます。アクティブな方にもぴったりの補聴器です。

ベルトーンSerene(耳掛け型)

ベルトーンSereneはスマートフォンとのアプリ連携で、簡単な聞こえの調整が可能です。また、スマートフォンをお持ちの方であれば、電話に直接出られるだけでなく、ストリーミング機能がついています。

またApple Watchでもご高齢者様ご自身やご家族様で、簡単な聞こえの調整が可能です。

ベルトーンAchieve(耳掛け型)

ベルトーンAchieveは、難聴の程度に応じたモデルを取り揃えています。
スマートフォンと連携でき、よく使う機能をメモリーとして追加したり、聞こえ方を好みの音質に変換可能です。

ユニトロン Moxi V-RS(耳掛け型)

ユニトロンMoxi V-RSは、充電式の耳掛け型補聴器で、防塵・防水規格はIP68です。

AI音声アシスタントのセットアップでも使われている音声識別技術を応用し、話し手の小さい声をより強調し、言葉の発音の微妙な差異をよりはっきりさせ、会話の聞き取りを助けます。

形状は耳に沿うように大きさ、角度ともに従来品には無い工夫が施されています。

ユニトロン Moxi V-R/V-312

ユニトロン Moxi V-R/V-312は、RIC・耳掛け型の目立ちにくい補聴器です。

基本的な性能はV-RSと同様ですが、こちらの補聴器はより広い聴力レベルに対応が出来ます。

こちらのモデルも防塵・防水規格がIP68なので、シャワーや雨で濡れてしまっても、日常のお手入れと定期点検を行うことで、ご安心してお使いいただけるモデルです。

シグニア Pure Charge&Go IX(耳掛け型)

シグニア Silk Charge & Go IXは、充電式の超小型耳あな型補聴器です。
小型でも最長28時間連続使用できるほど電池の保ちがよく、充電器が蓄電機能を搭載しているので、旅行や外出時にバッテリーを気にせず楽しめます。

本体は左右取り違えがないように色分けされており、分かりやすいので、ご高齢者様でも取り扱いしやすいのもポイントです。
防塵・防水規格はIP68なので、運動で汗をかいても安心してお使いいただけます。

補聴器の防水機能とは?

運動中に水を飲む60代女性

補聴器の防水機能は「IP××」のような表記で表されます。しかし、実際にお使いになる方にとっては、どの程度濡れたら故障するのかをある程度知っておきたいですよね。

また、スポーツが好きな方の場合、なるべくなら防水で趣味に耐えられる補聴器を選びたいお気持ちもおありでしょう。
そこで、ここからは補聴器の防水機能について紹介します。

防水補聴器の「IP」表記の意味

補聴器の防水機能を表す等級に「IP(International Protection)」があります。
このIPコードはJIS規格のようなもので、電気機械や電気器具に対する決まった保護等級です。

IP規格・防水保護構造及び保護等級より抜粋

防水に関してだけ言えば、右側(1の位)の数字を見れば良いのですが、補聴器は日々の使用によってほこりや耳垢が侵入する可能性も高いです。
したがって、左側(10の位)の「防塵」等級も高い方が、より安心してお使いいただけます。

上の表からもおわかりいただけますが、現状、防塵・防水規格の補聴器でもっとも優れているのはIP68です。
IP68レベルの防塵・防水レベルだと「水深1メートルに30分補聴器を沈めても浸水しない」レベルなので、日常生活であれば問題なくお使いいただけます。

各メーカーでもIP68規格の補聴器を販売していますが、メンテナンスを怠ったり、部品が割れていたりするとそこから浸水して故障することもあります。
防水規格だけを見て安心するのではなく、日頃から日常のお手入れと、補聴器専門店での定期的なメンテナンスを受けましょう。

防水補聴器のメリット

公園を走っている60代男女

補聴器は精密機械であり、本来であれば水分や湿気に弱いものです。
しかし、日本の気候自体が高温多湿で、なおかつ汗がつきやすい耳の中や上に装着する補聴器にとって、防水であることで得られるメリットはたくさんあります。

ここからは、具体的に防水補聴器で得られるメリットを紹介します。

汗を気にせず運動できる

防水補聴器のメリット1つ目は、汗を気にせず運動できる点です。
散歩やフィットネスクラブの利用など、定期的な運動によって健康を維持しているご高齢者様は多く、また、農作業等で汗をかくご高齢者様もいらっしゃいます。
このような状況下で、その都度補聴器を取り外ししなくて済むのは、とても便利です。

また、フィットネスクラブのように突然話しかけられることが想定される場合は、補聴器を装着する事で声が聞き取りやすく、対応がスムーズです。

水濡れによる内部の錆びを防げる

補聴器の防水規格が高ければ高いほど、内部に水分が侵入しにくくなるので、水・汗による内部の錆びを防げます。

一度内部が錆びてしまうと、故障の原因となり、修理費用が高額になるケースもあります。
故障しづらく、長くお使いいただけるのも防水機能つき補聴器のメリットと言えるのではないでしょうか。

防水補聴器の注意点

息子・孫娘と会話をしている白髪の女性

一見、扱いやすく完璧に見える防水補聴器ですが、使用にあたってはもちろん注意点もあります。
ここからは、防水補聴器の注意点を紹介します。

完全防水ではない

完全防水とは、水中や大雨を想定して作られた防水規格です。IP68のような水中で30分耐えられる製品は完全防水に当たると考えられますが、水流がほとんど起こらない水中では30分の浸水に耐えられても、シャワーのように勢いのある水流には耐えられず、浸水することがあります。

このように、防水規格は一見防水でも「絶対に浸水しない」という完全防水ではありません。
強い水流にわざと当てて汚れを落とそうとするのはやめましょう。

RICタイプではレシーバーが水没することも

防水規格であっても、耳掛け型のRICタイプではレシーバーが本体から分離しています。
RICタイプでは、レシーバーは本体の外側にあるので、防水加工が手薄となり、水没により故障しやすい傾向にあります。

したがって、本体の防水規格が高いものであっても、取扱いには十分注意しましょう。

防水補聴器でも洗濯で故障する

外した補聴器をポケットに入れたまま、忘れて洗濯してしまう可能性もあります。
うっかり洗濯してしまった場合は、たとえ防水補聴器であっても故障する可能性が高いです。
なぜなら、洗濯洗剤が浸水のリスクを高める可能性があるのと、洗濯時の水流が防水規格を上回る可能性が高いからです。

もしうっかり補聴器を洗濯してしまった場合は、電池式では電池蓋を開けて電池を外して、充電式では電源を切って、全体を乾いた布で拭き、しっかり乾燥させ、補聴器専門店にお持ちください。
水分が残った状態で通電してしまうと、ショートの原因となるので注意が必要です。

防水でもメンテナンスが必要

防水の補聴器と言えども、補聴器は精密機械なので、基本的には汗や湿気に弱いものです。
また、耳垢やほこりなどが機械の劣化や聞こえの質に関わります。補聴器は定期的なメンテナンスを行うことで、長く快適にお使いいただけます。

部品の割れなど異常があった際でも、補聴器専門店で見てもらうことで早期に対処できます。またプロ仕様の乾燥器等も店舗に備えておりますので、なるべくこまめにメンテナンスを受けることをおすすめします。

当センターでは、月に1回の定期メンテナンスを推奨しています。メンテナンスは無料で承りますので、どうぞお気軽に足をお運びください。
聞こえの調整も同時に承ります。

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補聴器の防水機能|まとめ

芝生でストレッチをしている60代男性

補聴器の防水機能について紹介しました。防水機能つきの補聴器は、防水機能のないものに比べると確かに水濡れに強く、水分が原因による故障のリスクが低い傾向にあります。

しかし、防水規格が高いからといって日常のお手入れやメンテナンスをおろそかにしてしまうと、補聴器の寿命を縮めるだけでなく、ご使用者様の聞こえの質を下げてしまいかねません。
したがって、防水機能のある補聴器でも補聴器専門店で定期的にメンテナンスを受けるようにしましょう。

また、聞こえ方や生活スタイルによってもおすすめの補聴器は変わってきます。防水機能だけにこだわらず、ご使用者様ご自身に合った補聴器を探すことが大切です。

当センターでは、人気の耳掛け型補聴器を始め、オーダーメイドで作る耳あな型補聴器など、さまざまな補聴器を取り扱っております。

もちろん、防水機能を兼ね備えたおすすめの補聴器もご用意しておりますので、ご要望がございましたらお気軽にご相談ください。
長く快適にお使いいただける補聴器を提案させていただきます。

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