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「補聴器の雑音が気になる」
「補聴器を着けると、周りの音がうるさくて、長時間着けていられない」
補聴器のご相談で、上記のようなお悩みをよくいただきます。
補聴器の雑音・ノイズへの対策は様々ありますが、まずは専門家である補聴器専門店に相談をしましょう。補聴器の使用頻度や着けている時間によっても、雑音・ノイズへの対策は異なるためです。
今回は補聴器の雑音・ノイズがうるさいと感じる時の原因と対策について解説します。補聴器の購入を検討している方も、ぜひ参考にしてください。
補聴器の雑音・ノイズがうるさいと感じる時の原因
補聴器の雑音・ノイズがうるさいと感じるときの主な原因は以下の3つです。
- 環境音や生活騒音が原因
- ハウリングが原因
- 補聴器の調整が不十分
補聴器の雑音・ノイズがあまりにもうるさい時には、補聴器の調整が必要なため、お近くの補聴器専門店にご相談ください。
独断で補聴器の使用を中断して、難聴を放置してしまうと認知症などを進行させるリスクもあります。
下記の記事では難聴による認知症のリスクについて解説しているため、チェックしてみてください。
環境音や生活騒音が原因
難聴の方の中には、病気が原因で聴力が低下している方もいらっしゃいますが、多くの場合、聴力は、年齢と共に徐々に聴力が低下していきます。聴力の低下に伴なって、ご自身でも気が付かない内に環境音や生活騒音も聞こえにくくなります。
補聴器は音や声の聞こえを改善してくれるため、今まで聞こえにくかった音や声が聞こえやすくなります。
補聴器を着けることで、これまで聞こえにくかった環境音や生活騒音も聞こえやすくなります。難聴が原因で聞こえにくくなっていた環境音や生活音が、補聴器によって突然良く聞こえるようになる事が、うるさいと感じてしまう原因になります。
ハウリングが原因
補聴器の雑音・ノイズがうるさいと感じる時はハウリングが原因の時もあります。
ハウリングとは、補聴器から「ピーピー」や「キーン」といった音が鳴っている状態です。
ハウリングは、補聴器のレシーバーから出力された音が、再びマイクに拾われてしまうことで起こります。
ハウリングが定期的に起きてしまう時は、補聴器を正しく装用できていない可能性があるため、補聴器専門店に相談しましょう。
補聴器専門店ではご自身の耳の聞こえに合わせて調整をしてくれる事や、正しく装用が出来ているかも含め、専門家からのアドバイスを受ける事ができます。
補聴器の調整が不十分
補聴器の雑音・ノイズがうるさいと感じる時は補聴器の調整が不十分な場合があります。
使用している補聴器の音の大きさが聴力に対してが高すぎるために、当然うるさいと感じます。
補聴器は一人ひとりの聞こえのレベルや慣れの度合に合わせて調整をします。同じ補聴器を使用しても、調整が十分であれば快適に使えますし、不十分であればうるさく不快になりやすいです。
補聴器ではなく、通販でも購入ができる集音器は聴力に合わせる調整が難しいため、雑音やノイズがうるさいと感じることも起こりやすいです。定期的に調整を行ったり、集音器に使いにくさを感じたら早めに補聴器専門店に相談しましょう。
快適な聞こえを取り戻すために、愛知県補聴器センター・岐阜県補聴器センターでは定期的な調整や一ヵ月に一度の点検とクリーニングを推奨しております。愛知県・岐阜県にお住まいの方は、お気軽にご相談ください。
補聴器の雑音やノイズがうるさいと感じる時の対策
補聴器の雑音・ノイズがうるさいと感じる時は、原因に合わせた対策が必要です。
- 補聴器からの音や声に耳を慣らしていく
- 補聴器の調整を行う
- 補聴器の買い替え
補聴器を購入したばかりで、まだ使い慣れない時に感じるうるささと、しばらく使い続けてから感じるうるささとで、対策は異なります。
補聴器の音がうるさいと感じたり、使いにくいと思ったら、早めにお近くの補聴器専門店にご相談ください。
補聴器からの音や声に耳を慣らしていく
難聴の方は聴力が低下した事で、とても静かな環境の中で生活を過ごしています。
補聴器を着けることで、声が聞こえやすくなる半面、周囲の環境音や生活音が聞こえ過ぎてうるさく感じることがあります。
補聴器を着け始めた時に、周りの環境音がうるさく感じている場合は、補聴器の調整を行いながら、少しずつ補聴器を着けた時の音や声に耳を慣らしていくようにしましょう。
補聴器を着け始めたときにはうるさかった環境音や生活騒音も、補聴器の調整を行いながら、着け続ける事で改善されていく事があります。
補聴器の調整
補聴器の調整が不十分だと、補聴器を着けた際にうるささを感じる場合があります。
補聴器の調整は、お客様一人ひとりの聴力に合わせますが、使用する環境によっては周囲の音が聞こえすぎる状態になっているかもしれません。
その際は、補聴器専門店へ補聴器の調整を依頼しましょう。
ご自身の聞こえと使用する環境に合わせた音に繰り返し調整していくことが、より快適な聞こえに繋がります。
補聴器の買い替え
長く使っている補聴器の雑音・ノイズがうるさい時は、補聴器を買い替えるタイミングかもしれません。
補聴器の耐用年数は5年ですが、ご使用状況によっては5年より早く故障してしまうこともあります。
補聴器の雑音・ノイズは補聴器の故障の可能性もあるため、補聴器の調子が悪いと感じたら、お近くの補聴器専門店へご相談ください。使用された年数や修理にかかる費用によっては、補聴器を買い替えた方が良い場合もあります。
補聴器の研究や開発も年々進んでおりますので、お持ちの補聴器よりも性能の良い補聴器を選ぶことで、雑音・ノイズなどが気にならなくなるかもしれません。
愛知県補聴器センター・岐阜県補聴器センターでは、さまざまなタイプの補聴器を取り揃えており、生活スタイルや聞こえの状態に合わせて最適な補聴器を提案いたします。まずはお気軽にご相談ください。
補聴器の調整・ご相談は愛知県補聴器センター・岐阜県補聴器センターへ
補聴器の雑音・ノイズがうるさいと感じたまま放置をしてしまうと、補聴器の調整が不十分であったり、故障しているかもしれないことから、使用を継続することで、聴力が低下してしまうかもしれません。
そのため、補聴器から雑音・ノイズが聞こえている時は補聴器の専門店へ相談をしてみましょう。
初めて補聴器を購入する方も補聴器の買い替えをしたい方も、愛知県補聴器センター・岐阜県補聴器センターでは、お客様と一緒に専門家が補聴器を選定いたします。
補聴器の雑音・ノイズがうるさいと感じている方は当センターへお気軽にご相談ください。
補聴器の雑音・ノイズがうるさい|まとめ
補聴器の雑音・ノイズがうるさい時の原因は、着け始めの方では、難聴で過敏になってしまった耳に補聴器を着けることで、環境音や生活騒音がうるさく感じてしまう事が多くあります。
ですが、補聴器の使用を長期間続けている最中に雑音・ノイズがうるさいと感じた時には注意が必要です。
補聴器の雑音・ノイズがうるさいからと使用をやめてしまうのはもったいないです。うるさいと感じるには、必ず理由があります。
ご高齢の方が補聴器を着用することで、コミュニケーションがスムーズにとれるようになったり、交通事故にあうリスクを下げたり、認知症の進行を防ぐことができます。
補聴器は、聞こえを良くするためだけのものではなく、ご自身や周りの方の安心にもつながる大切な道具です。
愛知県補聴器センター・岐阜県補聴器センターには聞こえの専門スタッフが、お客様一人ひとりに合った補聴器についてご提案いたします。
愛知県・岐阜県にお住まいの方で、補聴器の取り扱いや、雑音などが気になるという方は、お気軽にご相談ください。