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耳の聞こえにくさの自覚はあるものの、どうやって補聴器を買ったらいいのか、買い方がわからないという方はいませんか?
「補聴器はどこで買うのが正解なの?」
「失敗しない補聴器の買い方は?」
補聴器購入に関する情報が少ないことも、補聴器購入のハードルが高い原因の1つです。
本記事では、補聴器の買い方の流れと共に購入場所、購入時と購入後の注意点を解説しています。
補聴器購入のステップを知って、ご自身にとって最適な補聴器を探しに行きましょう。
補聴器の買い方の流れ4ステップ
愛知県補聴器センター・岐阜県補聴器センターでの補聴器の買い方の流れは、概ね次の通りです。
- 1.聞こえの相談・カウンセリング
- 2.聴力測定
- 3.補聴器の試聴・補聴器タイプの選択
- 4.購入・アフターフォロー・補聴器調整
それぞれ解説します。
聞こえの相談・カウンセリング
まずは補聴器専門店の専任スタッフにご相談ください。
お客様の聞こえの状態、どのような過程で聞こえづらくなったのか、現在どんな時に聞こえづらさを感じてお困りなのかなどをお伺いします。
加えて、お客様が普段どのように過ごされているのかも詳しくお伺いしたうえで、一人ひとりにあった補聴器をご案内します。
聴力測定
補聴器をお客様一人ひとりに合わせる正確な調整を行なうため、お客様の聴力を細かく測定いたします。
そのため愛知県補聴器センター・岐阜県補聴器センターには最新の様々な設備を備えた防音室を完備しております。
補聴器の試聴・補聴器タイプの選択
聴力測定の結果やカウンセリングの内容を基に、お客様に合わせた補聴器をお試しいただけます。
実際に屋内や屋外で試聴していただき、補聴器を着けたことによる効果を実感していただきます。
お客様のご希望をお伺いしながら、どんなときに補聴器を使用するのか、耳の形や快適性も含め、ご希望に合った補聴器をご提案いたします。
購入からアフターフォロー・補聴器調整
ご購入いただいた補聴器をご使用する中で、お客様のご要望や聴力に合わせるための調整を更に積み重ねます。
そうすることで補聴器は、よりお客様の聞こえにあったものに仕上がっていきます。
補聴器の調整が仕上がった後、月に一度の無料クリーニングをおすすめしております。
補聴器は汚れや湿気に弱いので是非ご利用ください。
補聴器はどこで買うのがいい?おすすめの購入場所
補聴器の購入場所には、主に次の2つがあります。
- 1.補聴器専門店
- 2.家電量販店・眼鏡店
ここからは、それぞれの購入場所の特徴を紹介します。
1.補聴器専門店
補聴器専門店の中でも認定補聴器専門店とは、店舗に「認定補聴器技能者」が常勤しているお店を指します。
認定補聴器技能者とは、公益財団法人テクノエイド協会による認定資格で、4年間の講習を経て、試験に合格する事で資格が取得できます。
認定補聴器技能者は、耳や音響に関する知識と補聴器のフィッティング、カウンセリング知識を兼ね備えています。
資格取得後も、定期的な講習を受講し5年毎に資格の更新があるので、認定補聴器技能者がいる補聴器専門店は、最新の補聴器に関する専門的知識があるといえます。
2.家電量販店・眼鏡店
補聴器は一部の家電量販店や眼鏡店でも購入できます。
しかし、補聴器は医療機器なので、その取扱いには専門的知識が不可欠です。
特別な理由がなければ、家電量販店や眼鏡店での補聴器購入は避けるのが無難です。
補聴器の通信販売について
補聴器についてインターネットなどで検索し、通信販売でも補聴器を購入できるといった情報へたどり着いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
通販で販売されているものは値段も安いので、まずは手軽に購入してみようとお思いになるかもしれません。
しかし、通販で販売されているものは補聴器ではなく「集音器」と呼ばれるものが少なくないのが現状です。
また、通販での購入は一人ひとりの聴力に合った補聴器の調整は出来ないので、せっかく購入しても自分の聴力に合わないものが送られてくる事も多々あるため、使用することが難しい事も多くあります。
補聴器は管理医療機器ですので、通販での購入は避け、補聴器専門店で購入するようにしましょう。
補聴器を買う時の注意点
補聴器を買う時の注意点には、次の3つがあります。
- ・補聴器の値段だけで決めない
- ・両耳装用も検討する
- ・通いやすい補聴器専門店を探す
それぞれ解説します。
補聴器の値段だけで決めない
補聴器を値段だけで決めないことも大切です。
補聴器は、数万円から数十万円と値段に幅があります。これは他の電化製品・精密機器と同様に、価格が上がれば上がるほど、様々な機能が増えるためです。
しかし、必ずしも高価な補聴器が「ベストな聞こえ方」を保証するわけではありません。
補聴器専門店でご相談いただきながら、自分に合う補聴器を選びましょう。
両耳装用も検討する
補聴器は両耳に装用することで、より音が自然で立体的に聞こえるため慣れ易く、騒がしい場所での効果も向上します。
両耳に難聴があり、両耳共に補聴器の効果が期待出来る場合は、両耳装用がおすすめです。
片耳だけが難聴でお悩みの方に向けた補聴器もございますので、是非ご相談くださいませ。
通いやすい店舗を探す
補聴器は継続的な調整や定期的なクリーニングが必要です。また、はじめて補聴器を使用するという方は、使い慣れていないときには不安を感じることも多いのではないでしょうか。
使用に不安がある時は、すぐに補聴器専門店へご相談ください。
補聴器を長く安心して使用するためには、通いやすい補聴器専門店を探すことが大切です。
過去に補聴器を購入したけれど、長くメンテナンスに行けていないという方は、是非お近くの愛知県補聴器センター、岐阜県補聴器センターをご利用ください。
愛知県・岐阜県にお住まいの方は、こちらからお近くの店舗を探せます
補聴器を買った後の注意点
補聴器を買った後の注意点は、次の2つです。
- ・毎日使う
- ・購入店でアフターサポートを受ける
それぞれ解説します。
毎日使う
補聴器を購入後は毎日・一定時間しっかり使うようにしましょう。
難聴が進み「聞こえにくい」中で生活していた方が、補聴器を装用すると、今まで聞こえていなかった、新聞をめくる音や爪を切る音などの生活音が聞こえるようになります。
これらの音が不快に感じる方もいるため、最初は耳と脳の「慣らし」期間が必要です。
補聴器の音や使い方に慣れるためにも、補聴器は毎日きちんと使いましょう。
購入店でアフターサポートを受ける
購入店でアフターサポートを受けることも大切です。
補聴器を使っていく中で、特定の音が聞こえにくい、逆に特定の雑音が聞こえすぎる場合は、補聴器の調整で改善することがあります。
雑音の大きい補聴器を使い続けるのは、大きな負担となります。
遠慮せずに何度でも販売店に足を運び、調整を受けるようにしましょう。
まとめ|補聴器の買い方
補聴器の買い方を解説しました。
補聴器はさまざまな種類があるので、まずは一度手に取ってみることをおすすめします。
難聴がある方は、スタッフとのやり取りに不安を感じるため、ご家族の方が同伴されると安心されます。是非皆様ご一緒にご来店くださいませ。
補聴器センターでは、初めて補聴器を選ぶ方でも安心できるよう、提携する医師の紹介や、聴力検査、各種アフターサポートにも対応し、お客様の「聞こえ」に生涯寄り添います。
補聴器センターには「認定補聴器技能者」や「手話通訳者」が在籍する店舗もございます。
お近くの通いやすい店舗へ、ぜひ来店予約をお取りください。